で、この日の清掃現場は大磯町の海水浴場だった。
いや、午前中全部ではないが、午前中の一部を使って平塚市のビーチセンターに寄り、そこで何かしたんだよな。ゴミの回収作業だけしたのかもしれない。
で、直ぐに隣の大磯町の12号扉に行き、大磯町の海水浴場は清掃しなかったが、東京側の砂浜を清掃したのかな?
え~と、もしかしたらこの日は海水浴場の部分は別の業者が清掃していて、俺ら臨時のかながわ海岸美化財団お抱えの清掃作業員四名は、大磯高校前の砂浜の部分を清掃していたのかもしれない。
とにかく四人しかいないが、毎日、毎日、広大な広さの部分を清掃していた。明らかに10人体制で海岸清掃していた頃よりも、作業の強度というか、負担が重い。それでいて日当は11年前から比べて1000円しか上がっていないからな。
つーか、トラック運転手は10年以上前の10人体制時には日当11000円だったが、この時はトラックも運転して清掃作業もして、それで同じ日当11000円だったからな。まあ、10名体制の頃のトラック運転手も、暇な時は清掃作業をしていたが。
つまり同じ仕事内容なのに、日当が変化なしだという。つーか、つい前年までは、この同じ臨時の仕事で日当が10000円だったとか。それだと10年前よりも更に下がっているじゃんかな。だって11年前位の10名体制の頃は、主にトラックの運転だけしておれば良くて、日当11000円が出ていたんだから。
本当に終わってんな、この国は。
てかよ、マジで昭和世代っつーか、昭和気質の奴等がいつまでも健康で長生きして、現役でのさばり続けているから、それで仕事の効率化とか、仕事内容の改革とか、推し進めるのは無理なんだわ。
だって自分が何十年も、又はそれ以上の半世紀とかその仕事をしてきた自負があるので、若い世代のやり方なんて気に食わなくて潰すからな。良きアイデアも「そんなのダメに決まっているだろ!」と断罪して、出る杭は潰すからな。そして唯々諾々社員しか残らなくなるのだ。
前にいた遺跡発掘現場でも、思いっきり昭和世代の80代の部長がいる企業の監督下の現場に、俺が所属する派遣会社から俺等が派遣されていたが。
う~ん、でも、その企業の正社員も、なんか生かさず殺さず程度の低い給料しか貰っていなかったっぽいけどな。なんか思うんだけど、個人経営とかの店ならいざ知らず、ある程度の規模の企業で、いつまでも昔気質の人間が偉い地位に居座り続けるのは止めた方が良い。
その昭和気質の世代の人物の指揮下で現在まともな収益を上げられているのなら、別にいいけどさ。まともな収益を上げられていないのなら、その老害の仕事のやり方は時代にそぐわないという証左なので、とっとと引退した方が良い。
若い世代の給料を上げられないのなら、古い世代はとっとと引退した方が良い。じゃないと、若い世代も、そんな大御所がいたら、仕事の仕方に対する文句も言えないし、何も改革できないからな。なにしろ偉い地位の八十代が昭和のやり方を押し付けてくるんだからな。
つーか、若い世代も、もう既に五十代とか六十代だからな。終わってんな、この国は。

いつもの90円の缶珈琲の自販機。今はもっと値上げされているだろうなあ。

つーか、俺がいた約半年間の間、たしかこの珈琲は百円に値上げされていたような。

元ニート引籠りの俺がポッカの缶珈琲を自販機で買う場面。

100円を投入して10円の御釣りが出てきた。

1972年の段階で既に完成されていたのかな、この缶珈琲は。ジョージアよりも美味しいと思う。

いつもの木製ベンチで、出勤前の朝食です。

元ひきこもりで、今は働いている齋藤健一の両足。このスニーカーはOSC湘南シティというショッピングモール内の靴屋で買ったノースストリームというブランドの靴だ。
約五千円でした。

こういう安いデジタル腕時計って、本体は耐久性抜群なのだが、バンドのゴムが先に千切れてしまうよな。

またいつもの代わり映えしない朝食。俺は全てタラコのおにぎりで良かったのだが、母親は毎回、一つは異なる具にする。

平塚ビーチセンターの建物。高いけど、売店で食べ物や飲み物を売っている。たしかタコスが一つ千円位だったかな。あとは自販機で飲料も売っている。

この日は雨が降っていて、地面が濡れていた。
というか、雨が継続して降っていたので、暫く待機していた。ここまで過酷な仕事をしているのだから、かなりの雨の中「どんどん休まず作業しろ!」なんて、まさか言わないよな?

ひきこもり君なら、こんな辛い経験はしなくていいのにな。
もしもあなたが今、ひきこもり中だったら、たっぷりの時間はあるのだから、10万円位の元手から株式投資とかしてみればいいのに。
ブックオフに行って、中古の株式投資の本を激安価格で仕入れて勉強すればいいのに。そうすれば金持ちになれるかもしれない。
俺は別に労働が美徳なんて言わない。株式投資とか仮想通貨投資で金持ちになれれば、それはそれでいいと思っている。遊んで暮らせるのなら、ひきこもりにとっては、まさに理想的な展開だろ。ちゃんと税金を納めれば、誰も文句は言わない。

平塚ビーチセンター横にある津波から避難する為の建造物の下辺りから撮影した図。
まあ、津波の避難所といっても、物凄く巨大な津波が襲来すれば、死ぬが。

濡れた地面を眺める元ひきこもりの齋藤健一。

雨合羽を着るとなぁ、砂が合羽に付着するし、暑くて湿気が凄い状況で、合羽の中が蒸れるしなぁ。
だから、余程のことが無い限りは着ないかな。

砂が濡れると、砂が靴とか作業着に付くから嫌なんだよな。

作業手袋も濡れてしまいました。まあ、このSという文字は齋藤のSです。
四人しかいないから、これで十分に自分の手袋だと判別可能だろう。

濡れた手袋をはめると、気持ち悪い。

なんだかなぁ、これで日当11000円だからなあ。さりとて、他の仕事の方が更に日当が低いのだからな。
この国はマジで給料が上がらないよな。アメリカなら、バカでも、天才達がどんどん国を発展させてくれるから、自動的に給料水準が上昇していくのにな。

緑茶のペットボトル。これが財団から支給されていた飲料だ。

ああ、サイト制作も辛いなあ。早く終わらせたい。

なんで俺はこんな同じような写真ばかり撮影していたんだ?

濡れた平塚ビーチセンターの建物の写真。

誰かが描いた大磯町の海水浴場前の柱の絵。

大磯町の砂浜の様子。

内側の砂浜はあんまり汚れていない。

西湘バイパスの柱に描かれた数々の絵。

素晴らしい絵。

大磯海水浴場内に設置されたゴミ箱。サーファーとかが捨てるのだろう。

大磯海水浴場の様子。

草が生えた大磯海水浴場の内側の様子。

このように素晴らしい絵が描かれているのに、BBQXという意味が分からないアホな文字を書く馬鹿がいる。

柱の全ての壁面に絵が描かれていたと思う。

砂浜の砂と作業靴。

奥が平塚方面。つまり東京方面。

こういう乾燥した竹なら、足でバキッと折れる。

看板は一応プラスチックのカバーで保護されているが、濡れると厄介なので、ビニール袋に入れてある。まあ、移動の為にビニール袋に入れた方が楽だからなのだが。

竹のゴミと木のゴミと人工ゴミ。

漁網みたいなゴミ。

まあ、これらは後でホイールローダーで回収するか、キャリアダンプで回収する。

こういう仕事は、もう二度とやらないだろう。

俺は創造性が必要な仕事がしたいが、誰かに雇用されるという形では無理だ。
だから自力でサイト制作という形で創造性を発揮する。

波打ち際の全てのゴミを回収なんて出来ないから。
奥まで見える、物凄く遠い所迄、時間の許す限りやるのだから。たったの四人で。
そんなの、たったの四人でなんて出来ねーよ。
かき集めるだけじゃなくて、他にも流木弾きとか、ホイールローダーで回収する時の手伝いとか、人工ゴミ集めとか、キャリアダンプの操作とか、色々あるんだから。

この程度の大きさの流木なら、一人で片づけられる。

人工ゴミは、たしか後日回収したかな。それとも同日に回収したかな。

こういう比較的大きな木は事前に弾く。これらは別に置いておいて、後でホイールローダーで別に掴む。木くずは木くずで回収しないと、ゴミ処理場で詰まるから。

人工ゴミを袋に詰めるのも、汚いんだよな。油塗れの物体も稀にあるからな。

烏もいたが、まあ、打ち上げられた魚の死骸でも食べていたんだろうな。

これも袋詰めした人工ゴミ。中身は忘れた。

こんな広い範囲を四人でって、無理だって。
でもやったよ、物凄く速いペースで。割に合わない。

せめて人員を5名にしてくれ。それだけの予算を、県は財団に与えてくれ。勿論、財団が五名の臨時職員を雇用することを確約させろ。五名なら、だいぶ楽になるから。
まあ、俺はもう海岸清掃の仕事はやらないので、まあ、どうでもいいが。でも、この先もたったの四名で延々と毎年続けていくのなら、作業員が大変過ぎて可哀想だ。

魚の死骸を食べに来たカラス達。

あんまり波打ち際の細かな木くずは取らない。だって無理だもの。内陸側の大きな木くずだけだな。

カラスは美しいよな。
この前、伊勢神宮の外宮に行ったら、別宮の所を参拝していたら、カラスがやって来た。
そしてカラスが何やら食べていて、それを俺の前に落とした。
それは蜂の巣の先端であった。それを俺は持ち帰って、今、自宅にある。
中の水分を潰して除去して、ペシャンコにした。これを乾燥させて、財布の中にしまっておく。
そうすれば金運アップするかもしれないから。